【台湾でバイリンガル教育】基本は母国語 自ら本を読む子へ【生涯重要なスキル】

👪 台湾で子育て

第二言語(外国語)の習得・バイリンガル教育にあたって共通して絶対に大事な基礎

こんにちは、カオルコと申します。
我が家は、純日本人の父と母と子供2人にて台湾に移住しています。
子供達は台湾の現地の小学校に行っていますが、台湾ではバイリンガル教育が進んでいるため(中国語・英語)、結果的に、私の子供達は、日・中・英の言語を学ぶ環境となっています。

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バイリンガル教育の実践をしてきた結果、我が子は現在小学生ですが、母国語の日本語も中国語も巧みに操ります。子供の言語習得度ですが、日本語のレベルは、周りの日本人の友人から「大人みたいな話し方できるね」とか、「難しい言葉知っているねえ」と言われることがあります。また、中国語のレベルについては、学校の先生から「ネイティブと遜色ない」、「標準の話し方だ」と言われ、中国語(こちらの国語)もクラスで上位の成績を収めています。
我が家のバイリンガル教育方針、子供の語学レベルについては、こちらの記事もご参考ください。

さて、子供の幼少期の外国語学習またはバイリンガル教育。よく大きな誤解しているケースを見ます。それは「単に小さい頃から早く外国語を勉強させるべき」という誤解です。

幼少期の外国語の学習、インターナショナルスクールへ入るにしても、またはバイリンガル教育・トリリンガル教育でも、最も大事なのは、なんといっても母国語である日本語の教育です。

外国語の勉強なのに、
母国語?日本語?

そう思われる方もいると思いますが、論理的な思考を身につけるため、どの言語で思考をするか、そこで重要なのは母国語、つまり日本語なのです。それが身についてから外国語の習得をする必要があるのです。これは、外国語の習得、バイリンガル教育にあたって、およそほとんどの本に書かれています。

我が家は、日本語と中国語のバイリンガル教育を実践していますが、実践には色々悩んだこともありましたし、たくさん勉強してきました。自分が書籍を読んでわかったのは幼少期の外国語学習には大きなリスクもたくさんあるということです。

私が最も参考になったと思う書籍はこちらです。

 

外国語の学習やバイリンガル教育にあたる悩みやリスクは以下のようなものがあると思います。

  • 外国語をどのように身につけていくべきか、どう身についていくか
  • 日本語(母国語)が衰えてしまわないか
  • 単に英語などの学習塾・教室に通っただけで、外国語に慣れさせるなど、そんなに甘いものではない(というか覚えてもすぐに忘れてしまいます)
  • 早いうちから外国語を学ぶことで言語発達障害等のリスクも伴うということで、どう対策すべきか
  • ヘタに小さいうちから外国語を勉強することで、きつ音になる可能性があったり、他の学習の進捗に影響を与えてしまうことが考えられる、どうしたら良いか

 

よくある誤解として、
「子供のうちは外国語を覚えやすく、早く学習させるべきだ」、
「子供のうちから外国語に慣れさせておこう!」
これらは場合によっては間違った道に行ってしまいます。

例えば、単に子供を幼児英語の学習塾に通わせるというのは、残念ながらそれだけでは語学は身につかないし(すぐ忘れる)、時間とお金の無駄になってしまってしまう可能性があるというのが実態で、そして、場合によっては言語発達障害のリスクもあるということです。

今回の記事では、こういったリスクを排除するために、バイリンガル教育、トリリンガル教育、子供の外国語学習において重要な「母国語(日本語)の学習」をスムーズに進めるための最も重要な基礎をお伝えします。

結論として、
それは、子供が自ら本を読むようになるということです。

これは、バイリンガル教育、トリリンガル教育、子供の外国語学習のみならず、子供の教育において重要なエッセンスにもなると確信しています。

家庭内で、母国語でコミュニケーションを取る、これはもちろん大事なのですが、これだけだと母国語の勉強としては限られるのです。つまり、口語のコミュニケーションに加えて、本によって圧倒的にボキャブラリー・言語の使い方が増強されるのです。従って、子供が本を読むというのは重要となります。

今回の実践にて、子供が驚くほど自然に本を読むようになりますよ!

幼少期の外国語学習・バイリンガル教育の基礎をつくるために

さて、繰り返しになりますが、バイリンガル教育において重要なのは母国語の教育です。母国語の教育は、論理的な思考の基礎として最も重要となります。どの言語を使って脳で考えるのか、これが最大の基本になるということです。

日本語での家庭内のコミュニケーションはもちろん、テキストも使って日本語教育を行ったりとしていますが、我が家で特に重要視していることの一つは、「日本語の本を読むことに慣れさせる」ことです。

その習慣が身につくためには、以下のSTEPが重要と思います。
結果、子供は驚くほど自ら本を読むようになります。

  1. 環境づくり
  2. 読み聞かせによって本の面白さを伝える
  3. その後に見られる光景と対応
  4. 発展編

私の子供たちは、一日のうち、自ら本を取らない日はありません。必ず、一日に数回本を自分で読んでいます。もちろん、最初からそうだったわけではありません。上記のSTEPによって、徐々にそうなっていったのです。

それでは、それぞれ詳細を説明します。

子供が自ら本を読むようになるまで 【1.環境づくり】

さて、まず、皆さんは御自身で何か勉強をしていく場合、どのように継続させていきますか。そもそも継続することって本当に難しいですよね。
頑張って気合で!やると決めたらやる!そのような精神論では実際なかなか続きません。

継続するために最も重要なことは、環境をい整える、仕組みを構築することとなります。
勉強をするための環境を整える、仕組みを構築する、つまり、自然と勉強してしまう状況を作り出すことが重要です。

例えば、朝●時~●時に勉強する時間をセットする、この時間は他のことをしないと決める、誰かにそれを宣言する、または誰かと一緒に勉強する。このようにすることで継続度はグッと増します。

子供が本を読む習慣が身につくのも同様で、環境づくり・仕組みづくりが最も重要なのです。

具体的には、以下の方法が考えられます。

  • 子供専用の本棚を作ってあげる
  • 日本語の本をその棚に入れる
  • 特にジャンルごとに本棚を整理すると良いです
  • そんなにたくさん本がないという場合も少なくとも本棚を子供が普段いる場所や目に付く場所に設置します
  • 例えば、我が家では子供のプレイルーム、リビングのテレビの下に本棚があります

これによって、生活の一部に本があるという環境が整備されます。この方法、私が小さい頃、本に囲まれた生活に憧れたことから始めたんです。

最近は、動画や電子書籍と本は買わない傾向もありますが、子供のうちは紙の本に触れさせることが良いです。我が家も、Kindle Kidsがありますが、ほとんど紙の本を読んでいます。

<我が家の状況>

テレビ前の本棚コーナー(本棚以下のようなものが8つ:全部で200冊くらいです)

リビングソファ付近の本棚コーナー(本棚5つ:100冊ちょっと(後述しますが図鑑などの分厚い本があるので少な目です))

家にある子供の本をざっと数えてみましたが、全部で軽く600冊はありました…
処分したものもありますが、上の子が一歳途中から増え続けているので、まあこのくらいにはなりますね。児童図書館目指します^^

大好きな「おしり探偵」シリーズ。もちろん全て揃っています~ 中国語版もいくつかあります。

このような本棚が我が家には合計20個くらい、また、別途収納本棚がいくつかあります。
多すぎて本棚が足りなくなってきている状況なので、そろそろ整理しようかと考えています。一部、整理ついていない状況をそのまますいません…失礼をいたしました…
が、我が家には本当に多くの本があります^^

本の購入にあたって

とはいっても、絵本を始め、子供の本はそれなりに値段が高いの現実です。
ここでは購入方法について記載します。
私は、主に以下の方法を利用してきました。

日本からの購入

  • Amazon・楽天によるグローバル配送
  • ヤフオク等、グローバル配送が難しい場合は海外転送サービスを利用
  • 日本にいる親族に代行で買ってもらったり、日本のネットショッピングで購入したものを親族のところ宛にして、まとめて送ってもらう(通常船便の場合、1か月程度かかります)

台湾での購入

  • 知人から不要になった本を譲り受け
  • 台湾の日系書店で購入(紀伊国屋やジュンク堂があります)
  • 不要となった物の処分コミュニティからの販売情報より
参考 不用品処分のコミュニティ「ガレージセール」など
台湾におけるコミュニティにて、不用品の処分のLineやFacebookのコミュニティがあります。Lineでは「ガレージセール」の利用をよく聞きます。
台湾にはたくさんの外国人駐在員がいます。その方たちが帰国されるタイミングで不要になったものなどが、かなり安く処分されるというわけです。
このコミュニティの中で、たまに子供用の絵本の処分情報があったりします。但し、子供の絵本は人気が高く、すぐに売り手が決まってしまいますので要注意。

まずは最初のSTEPとして、環境整備・仕組みづくりについてでした。
では、どのように子供が本を読むようになるか、この次のSTEPからが重要となります。

本に慣れさせるために 【2.読み聞かせ】が大事

環境の整備だけでも、子供はある程度本を読むようになりますが、さらに子供が本により興味を持つことが大事です。

そのためには、何よりも読み聞かせが大事になってきます。

読み聞かせを習慣にするということが良く、今度は、読み聞かせを行う仕組み作りが大切になってきます。

  • 毎日、決まった時間に読み聞かせを行う
  • 例えば、寝る前、食事の後、午後●●時~●時までなど
  • 読む本については、家にある本をまんべんなく読むように、親が循環して本をピックアップすると同時に、子供に好きな本を選ばせてあげる
  • 読み聞かせにあたっては、できるだけ臨場感が出るよう、子供が楽しめるよう、親も入り込んで読んであげる
  • 睡眠時に脳が学習・記憶を行うため、寝る前は必ず読み聞かせをするのが良い

我が家では、子供が2歳くらいから現在小学校中学年になるまで、1冊の量にもよりますが、3-10冊、毎日欠かさず実施しています。
旅行中などにおいては、Kindle kidsや電子書籍がオススメです。

読み聞かせアプリや読み聞かせ動画について

時間がない方、読み聞かせをもっと効率的にという場合、読み聞かせアプリや読み聞かせ動画も便利です。

私の読み聞かせアプリや読み聞かせ動画への考え

  • 世の中本当に便利になりました。Youtubeで「読み聞かせ 絵本」と入れれば、たくさんの動画が出てきますし、読み聞かせアプリもあります。
  • 私も読み聞かせアプリを利用しています。内容や読み手のクオリティも高く、多少のコストはかかりますが、日中の家事の最中や、下手に子供に動画やテレビを見せるよりはよほど良いので、それには変えられません。課金する価値はあると思います。

但し、いくつかデメリットもあると思います。
まず、Youtubeでは著作権の問題か、あまりレパートリーがありません。
他方、読み聞かせアプリはアプリによっては種類は充実していますが、共に、スマホやタブレットを子供に見せることになるので、寝る前の利用は私は薦めません。また、やはり紙の本に慣れていくことが望ましいので、これら読み聞かせ動画、読み聞かせアプリはあくまで補助的位置づけとしましょう。

読み聞かせアプリは色々とありますが、オススメは以下です。なんと1ヶ月は無料で利用できます!まずは、試しに使ってみて子供の反応を見るのが良いと思います。気に入れば、日中の間は補助的位置づけとして、使うほかないと思います。

<読み聞かせアプリのおすすめ>

📳聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ(AppStore)
📳聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ(GooglePlay)

<読み聞かせアプリ「みいみ」の主な特徴>

  • 有名出版社の絵本が最も充実
  • 新作の増加も多い
  • 検索がしやすく、子供ロック機能、ボイス変換など気の利いた機能が豊富
  • 登録なしで、何と言っても無料で1ヶ月お試し可能

 

読み聞かせ対応のまとめ

読み聞かせをしてあげることで、子供の本への興味がさらに増すことになります。読み聞かせについてのまとめは以下の通りです。

  • 毎日、決まった時間に、子供が楽しめるように読んであげることが大事
  • 特に寝る前の読み聞かせは必ず実施してあげよう
  • 読み聞かせ動画・読み聞かせアプリは時間の節約や通常の動画を見せるよりはずっと良い
  • 読み聞かせアプリは有料のものもあるが、時間の節約、クオリティ・レパートリーを考えると、課金の価値は十分にある
  • 但し、あくまでデジタルデバイスなので、睡眠の質が低下するため、寝る前に使用しない方が良い
  • なお、やはり、紙の本を中心のほうが良いと思います。そのため、読み聞かせ動画・読み聞かせアプリはあくまで補助的扱いとして利用するのがベター
  • 質やレパートリー、機能面から、おすすめの読み聞かせアプリはこちら
    📳聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ(AppStore)
    📳聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ(GooglePlay)

 

【3.環境セット+読み聞かせの後に見られる光景】

さて、上記STEP1の環境整備、そしてSTEP2の読み聞かせを実行し続けるとその後、どうなるでしょうか。

そうなんです、子供が勝手に本を読むんです。

子供の遊び部屋で、リビングで、ソファーで、ベットで・・・ お気に入りの本を何冊も何冊も。そして自ら。

今でこそ当たり前となりましたが、この光景は、いつ見ても嬉しくなるものですし、お父さん・お母さん・子供揃って読書なんてこともよくあります。

たまに、「お父さんー、お母さんー、この本読んでー!」ということもありますので、そういう時はまた読み聞かせをしてあげて、しっかり応えてあげます。

3つ目のSTEPは、このような子供の要求にしっかり応じてあげる、そして大人も一緒に読む環境を作っていくということになります。これによって、楽しさも増し、家族一体で本を読む習慣の環境ができ、相乗効果を生み出します。

STEPの1・2の後、数か月もすれば、面白いくらい子供が本に興味を示すようになります。好きな本からでも良いのです。興味のある本は何回でも手に取って読みます。

【4.発展編】 図鑑や中国語の書籍へ/そして海外留学や海外移住の検討(台湾について)

子供が小学校に入ってからは、合わせて図鑑や中国語の本も増やしました。

日本語の絵本からの発展で、これもすっと自分で見たり読むようになります。

図鑑はDVDがついているものを見て、そして自分で調べたりします。また、例えば、公園で虫を捕まえた時に写真を撮っておいてあげて、家にかえって調べるなど、今では自分で写真を見ながら調べるようになりました。辞書なども同じですね。

我が家の図鑑コーナーの一部 図鑑も50冊は超えてきましたね^^

 

また、そう簡単ではありませんが、海外留学、海外移住、特に台湾移住はオススメです。

外国語の習得、バイリンガル教育は、母国語をマスターしてからでも遅くありません。
その後、海外留学や、タイミング次第ですが家族そろって海外移住を考えることもアリだと思います。

我が家が選択した台湾について言いますと、台湾の教育レベルは高く、また子供を育てる上で治安も安定していますし、設備も充実しています。

もちろん、海外移住しても大事なのは母国語の教育ですが、台湾であれば、日本語ができる幼稚園や日本人学校もありますので、子供がある程度大きくなった時に台湾に来ても安心です。

台湾の学校の環境や台湾移住についてはこちらの記事も参考にしてください。

まとめ

今回お伝えしたこと、伝えたかったことをまとめます。

  • 子供の幼少期の外国語の学習、バイリンガル教育で最も大事なのは、まずは母国語の学習ということ。
  • これは、幼少期にいきなり外国語を学習することで、言語発達障害やきつ音のリスク、脳の発達のリスクがあるため。
  • 小さい頃は習得が早いから外国語を学ばそう!、は大きなリスクがはらむ
  • 母国語の学習において大事なのは、環境や仕組みを作ってあげること
  • つまり、家に本があるという環境をセットし、毎日、読み聞かせをする
  • 数か月すると、子供は自然と自分で本を取って読む光景が見られる
  • 読み聞かせは、スマホ等のデバイスによる動画やアプリも便利だが、夜は睡眠の質の点からおすすめできない
  • 動画は無料だが、レパートリーや質の点を考慮すると、読み聞かせアプリはおすすめで課金する価値はある(参考:📳聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ(AppStore)/📳聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ(GooglePlay)
  • 外国語の習得、バイリンガル教育は、母国語をマスターしてからでも遅くなく、その後の近道は、海外留学、または家族そろって海外移住

今回お話した環境づくりと対応、なかなかお金がかかるものです。

ただ、幼少期の学習で最も大事なのは、自ら本を読む習慣がつけること、と私は思います。

私たちも大学に行くまでに塾に行ったり、参考書を買ったり、遠回りも色々あったと思います。ただ、最初のうちから自ら本を読む習慣がつくと、自ら勉強する習慣、調べたり考えたりする習慣につながります。結果として、将来、遠回りする勉強が効率的に行くものと確信していますし、本を読む習慣や学習する習慣は、子供の時だけでなく将来一生の才能となります。つまり、最初にコストはかかってしまいますが、子どもの一生涯において重要な基礎になるのです。そう思えば、このコストは安いものと考えています。

今回の記事によって、子供への外国語教育、バイリンガル教育を行う上で重要な基礎について参考になれば幸いです。

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